Far East Developer Review 表紙絵メイキング
2013年 冬に DevLOVE Pubから出る「Far East Developer Review」の表紙絵を描かせて頂きました。
詳細は以下のURLからどうぞ。
https://github.com/devlovepub/devlovepub.github.io/wiki/Far-East-Developer-Review
電子書籍の実物は、コミックマーケット85 12/31(3日目)西し-34a でお手に取ることができます。
今回は表紙絵のメイキングについて記録しておこう、というエントリでございます。
今回の表紙のモデルは某ビジネス誌です…ってのは一目瞭然と思いますので、キャラクターのコンセプトについて主に書こうと思います。
コンセプト
発行元が「DevLOVE Pub」なので、でぶっちを配するのは確定として、その相棒となる娘のコンセプトにかなり悩みました。
元ネタはお堅いビジネス誌、でも2次元萌え(?)キャラ風で、電子書籍の表紙になる…。
ビジュアルもさることながら「Far East(極東)」と「電脳」「書籍」をどう結び付ければ良いのやら。
とにかく、厨二っぽいブレーンストーミングを繰り返した挙句、
- Far East(極東)
- 日本、和風、陰陽五行の東(=青、緑)、付喪神
- 電脳
- 1と0 … 陰陽
- 電気 … 雷紋、活発(→狩衣風の衣装)
- 書籍
- タブレット(っぽい物)
- スタイラス … 扇(落語の小道具から)
- 知恵 … 天神様(梅紋)→ 水引の梅結び
「Far East」「電子書籍」から上記のキーワードを出し「電子書籍の付喪神」という肩書きの娘ができました。
ラフ→下書き
決まったコンセプトからラフをいくつか描き、その中からシックリくるのを選びます。
今回は7枚ほど描いた中からコレ↓を採用。
これを元に、下書きを描き、ペンを入れて線画にします。
左がラフの段階、右が下書きです。
線画→着色
今回は時間の制約(〆切)があるので、線画をコピーし、マーカーで着色して下地にします。
ちなみに、この娘の肌色が濃い目なのは、使おうと思っていた色のインクが切れていたためです…。
スキャン→加工→レイアウト
着色した絵をスキャンし、PC上で加工します。
主に色調の調整と、光と影の追加、電子書籍部分のページを追加しています。
今回はポスターにも使うとのことなので、ブースに置いて目立つよう、少し濃い目に調整しました。
別途、ベクターデータで作成したタイトルロゴと、キャラクター、記事の見出し等を合成して完成です。
〆
と、いう訳で、大雑把ですが、表紙絵のメイキングでございました。
本書は、
コミックマーケット85 12/31(3日目)西し-34a
にて、CD-ROMで頒布されます。
当日、ご参加の際は、ブースに立ち寄り、お手にとって頂ければ幸いです。
どうぞヨロシクお願いいたします。