第10回 TFSUG : ざっくりわかるScrum and Team Foundation Server に参加しました。
TFSユーザーグループ初参加!
第10回 TFSUG:ざっくりわかるScrum and Team Foundation Server #tfsug URL に申し込みました。 2012-07-03 14:23:21 via web |
TFSに関しては、昨年のXPXでセッションを聞いたり、資料を読んだりしているというド初心者なので、今まで手を出しづらかったというか、足を伸ばせなかったというか;
今回はTFS初心者の自分でも参加しやすそうだったので、申し込んでみました。
こくちーず(http://kokucheese.com/event/index/43281/)
Toggeter(http://togetter.com/li/338616)
今回も、気になる部分を箇条書きでお送りします。
本編
講師は@ryuzee様。
http://www.ryuzee.com/contents/blog/5828
で当日の資料と概要を公開されています。感謝。
スライドの最初の方では自己紹介と恒例の各種宣伝が。
宣伝その壱
2013年1月15~16日に、Scrum Regional Gathering Tokyo 2013 が開催されるそうです。
2013/1/15 - 16 Scrum Regional Gathering Tokyo 2013 やるよ! SAVE THE DATE #tfsug 2012-07-13 19:13:07 via web |
予定を空けておこう!
宣伝その弐
書籍の宣伝も。スライド上で紹介されていたのは、アジャイルソフトウェアエンジニアリングだったのですが、
アジャイルソフトウェアエンジニアリング ~ 基本概念から継続的フィードバックまで (マイクロソフト関連書)
- 作者: Sam Guckenheimer,Neno Loje,日本マイクロソフト監訳,TFSUG監訳,トップスタジオ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: 単行本
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
本来は、
How to Change the World 〜チェンジ・マネジメント3.0〜
http://tatsu-zine.com/books/howtochangetheworld
だったようです…。
Scrumについて
ここで説明する内容は、スクラムガイド に記載されています。是非一読を。
※スクラムガイド(PDF)
http://www.scrum.org/storage/scrumguides/Scrum%20Guide%20-%20JA.pdf
- Scrumとはフレームワークである。
→リソースと期間で、作成する物に対する総量規制を行うイメージ。
- 近年、開発速度は爆速、領域はよりチャレンジングな物に。予測精度は…高いはずがない。
- 顧客の要件が本当に欲しいものと一致している場合、アジャイル的な手法を用いる必要はない。
- 本来、プロダクトオーナーはチームを選べる。だからチームを信頼するんだよ。
- ムダなものを作ることは、なにも作らないより悪い。
- 会社の上下関係を開発チームに持ち込まない。
- 自己組織化 = 最良のやり方を自分たちで決める。
- 出荷可能とは?
→何をもって出荷可能とするのか?の共通理解が必要。
- チームでモノを作る
→連帯責任
→チームの状態はデイリースクラムで確認。
→進捗だけでなく、メンバーの状態も確認する。
→朝会は15分1本勝負で! 1時間とかダメよ。
- スプリントレビュー
→開発チームの成果物をプロダクトオーナーに確認してもらう。
→必ず必要。
- フィードバックループ
→頻繁に確認と調整を行う。
→ふりかえり。
スライド内に、何度か「会議体」という単語が出てきたのですが、やっぱりスクラムは、対話・コミュニケーションの積み重ねで進むプロセスなんだなー、と思いました。
ワークショップ
ここまでの内容をA4用紙1枚にまとめます。
※描いてる最中に思ったんだけど、Scrum双六とか作ったら面白いかも…。
TFSについて
- Scrumテンプレートの一部にXPの概念が混ざってる!
→アジャイル開発において、テスト自動化は必須。
→小規模リリースの度にテストをするので手動ではコストが高い。
→アジャイルとかWFとかではなく、ソフトウェアのライフサイクルを考慮した結果の話。
- 使い方
→スプリント期間を設定する(一週間単位)
→プロダクトバックログを用意する
→各プロダクトバックログアイテム等はVisualStudio上で閲覧可能。
- アジャイル開発の考え方
→作成期間・見積もりはチームの能力で決まる。
- プランニングポーカー
→見積もりをスピーディーに終わらせることができるツール。
- プロダクトバックログの管理
→Excelをクライアントとして使用できる。
→アイテムを自動印刷して壁に貼るとかも。
※アナログの利点も享受できる。
- タスクの入力
→タスクを着手するときに実施者がサインアップする。
※担当者があらかじめ割り振られていると、自分に降られたタスクしかやらない人がいるので。
- 妨害項目リスト
→チームの障害になる事象を登録する。
→優先順位重要!
→チームで解決できないことはScrumマスターの出番!
- 注意!!
→ツールを使うことで対面のミーティングがなくなるわけではない。
- ふりかえり
→TFSのレポート機能で各データが抽出できる。
- まず試してみたい!
→web上でとりあえず試せます。
Team Foundation Service Preview( https://tfspreview.com/ )
※長沢様のブログで、Team Foundation Serviceの解説がありました。
http://softwareengineeringplatform.com/articles/team-foundation-service-for-a-star/
- ScrumもTFSも目的達成のの道具!!
→自分で絵にかけないプロセスをつかってはいけないよ。
Q&Aのお時間
- メンバーのスキルレベルにばらつきがある!よい方法は?
→最初のスプリントで教育、だんだん実践する方向で「育てる」
- TFSのタスクボードが殺風景だけど…。
→タスクの色を変える、カスタマイズ機能などが欲しいですね。
→MSさんお願いします。
→現在は、項目名に★をつける、緊急というバックログを作る、などで対処してます。
- 見積もりが相対的というが、対象がない場合は?
→どれかひとつの項目を基準として、それとの相対とする。
→わからないのは最初だけ。次のスプリントにフィードバックする。
→できれば、期間とリソースを固定して、精度をあげていく。
→一括請け負い、金額固定には不向きです。
→お客さんの考え方を変えていくことも必要。
- じゃあベターな契約形態は?
→準委任。
- 初めてスクラムをする場合、オススメの規模は?
→最初からでっかいのはダメです。
→5人前後がベスト。
→3人、4人は能力による。タスクが1人に片寄るようではいけない。
プレゼントのお時間
じゃんけん大会によるプレゼントのお時間。
今回のプレゼントはプランニングポーカーが3つ。書籍が3冊。
ryuzeeさんの宣言を見事に信用せず(笑)勝ち残ることができました。
プランニングポーカー、入手できなかったらUNOで代用しようかと思ってたのでアリガタヤ |
やっと(?)プランニングポーカー頂けました。ありがとうございます!
〆
本日はありがとうございました! 次は一人プロジェクト確定なので、プランニングポーカーを使うのはもうしばらく後になりそうですが。 |
初めて参加するコミュニティで、TFSを触ったこともないド初心者状態でしたが、とても分かりやすい内容でした。
業務でTFSを触るのは、まだ先になりそうな気配ですが、書籍を読みつつ、Express版を触りつつ、導入の機会をうかがおうと思います。
ウチの職場で欠けてるのって、品質管理と継続的デリバリーなので、最適だと思うんだよね…。